PhB創始者、Jim Bagnola博士との出会い。
PhBマスタープラクティショナーへの道、JimBagnola博士との出会い。
昨今、国をあげての「働き方改革」などにより、多様な働き方が当たり前になってきており、雇用形態や勤務形態もバリエーションが増えて来た。また、企業も成果を出すために、社内で全て完結するのではなく、必要に応じて、外部の企業や専門家などとパートナー契約をして、社内外のリソースを駆使して成果を出していくというのも当たり前になってきている。
フリーランスとして、いくつかの会社と契約し、仕事を掛け持つという人も多く。特にデザイナーやエンジニアなどのITスキル系の方はフリーで仕事をしている人が多数いる。
少子高齢化が加速している中で、職種を問わず、益々そういう働き方が増えてくるのは間違いない。また、これだけ変化が複雑でスピーディな社会では、会社内でも、組織はピラミッド型からフラットになってきて、部門ごとの縦割りではなく、プロジェクト単位で必要に応じて、リーダーまたはメンバーとしてアサインし、プロジェクトが終わればまた別のプロジェクトに、というような形態になってくるだろう。
これらの社会背景を個人一人の視点から見たときに、様々な可能性が見えて来るし、よりライフスタイルの自由度が増してくるのは間違いない。
しかし、社会がこういう動きになるということは、一方で「二極化」が加速していくということも頭に入れておく必要がある。副業・兼業が当たり前になってきている中で、仕事がいくらでもある人と、仕事が全然ない人の差がますます開いてきている。
過熱する「競争社会」で疲弊する時代から、会社や業界といった枠組みを超えて、価値を持つ者同士が力を掛け合わせて新たな価値を生む「共創社会」になりつつある。そのような中で私たち個人も「自分自身の価値」をしっかりと定義できることが大切になる。
正直、スキル不足は論外だ。スキルなんて時間をかければ、誰だって身につけることができるが、それを怠ってる時点でもう淘汰組だ。だが、はっきり言って今からでも遅くない、スキルが不足しているのであれば、今から身につければいい。
そしてこの自分自身の価値定義については、普段から意識していないとなかなかできないが、これができないとそもそもチャンスがやってきても、掴めずに逃してしまう。
自分自身の価値定義をするのには、最低限以下のポイントを抑えて整理しておくといい。
●自分自身価値の棚卸し。
自身のキャリア・スキルの棚卸しをしてリストアップする。未来の社会や人々の課題解決にどう役に立てるのかという観点から、要不要を分類する。これをやると何を言語化していけばいいのかがわかるようになるだけでなく、今の自分に足りないスキルや経験、これがあれば、もっと価値が高まるなという補強ポイントが見えてくる。
●魅力的に言語化する。
棚卸しでリストアップしたものを社会課題に合わせて言語化する。ここでいう「社会課題に合わせて」というのは、単なるスキルを羅列するのではなく、何にどう役立つスキルなのか、どんな課題を解決できるのかわかるように言語化する。この時に重要なのは、価値がわかりやすいということと、それが魅力があるように感じる言葉を添えて言語化することだ。
●自己紹介をバージョンアップする。
自己紹介が苦手な人もいるが、自己紹介で相手を惹きつけることができなければ、チャンスは次の人に回っていくくらいの感覚は持っておいたほうがいいだろう。しかし、しっかり棚卸しと言語化の準備ができていれば、自己紹介なんて怖くない。(人に興味を持たれる自分をつくる方法のお話はまた別の記事で。)
最低限、ここまでをやっておくと、チャンスが現れた時に少なくとも出遅れることはなくなるだろう。ただし、これはあくまで「準備段階」だ。
「準備段階」が出来たら、あとは自身をバージョンアップしていく。このトピックだけでかなり長くなるので細かくは書かないが、社会課題やニーズに合わせて自身に付加価値をつけて希少価値を高めていく。
この時におすすめなのが、先に「未来の自分の価値定義」をしてしまうことだ。10年後にこうなっているのが理想、そうなると5年語はこう、3年後はこう、1年後はこうと、それぞれの自己紹介文を具体的に作り込む。そうすると、この1年では●●のスキル・経験が必要だということがわかる。それを愚直に磨き込んでいけばいい。
自分の価値定義とそのバージョンアップは言わば「選ばれる理由づくり」だ。そしてもう一つ大事なのは「自分自身の価値」を知ってもらうこと。どれだけいい商品を作ったとしても見つけてもらえなければ意味がない。
だから意識的に自分を発信していくことで、その他大勢の中から見つけてもらうプロセスが必要なのだ。発信にはターゲットの設定や効果的な発信方法など細かいポイントはあるが、それはケースによって異なったりもするのでここでは言及はしない。
この自分自身の価値定義(選ばれる理由づくり)と発信(発見されるプロセスづくり)をしていなければ、フラットな社会のなかで、いつまでも埋もれ続けることになる。繰り返しになるが、これは会社内でも同じことが言える、自分自身の価値定義(選ばれる理由づくり)と発信(発見されるプロセスづくり)の違いによって「同じ力量なのに、あいつばっかり評価されてずるい!」みたいな状況がこれからはもっと出てくるはずだ。
参考になるかはわからないが、私は半年に一度「自身の価値の再定義」をするようにしている。社会の変化が早い中では、気がつけば社会の流れにマッチしていないスキルや経験がある一方で、急速に必要になってきた能力もあったりする。そのミスマッチをしっかりと見抜き、自分の価値の言語化をし直すことで、選ばれやすい状態を作っている。
もし、あなたが、今の現状に悶々としているのであれば、一度、自分の「選ばれる力」と「発見される力」を見直してみてはいかがでしょうか。
ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。
一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。
【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント