自己対話のススメ:自分の本音を自分が無視しているから「寂しさ」がやってくる。
自分自身との関係性の向上させ、心の本音を聴けるようになると、世界が変わる。
あなたが今の結果に満足していなければ、あなたは何を見直せば良いだろうか。
あなたが今得ている結果は、全てあなた自身の選択の結果であるわけで、自分自身の選択を変えるしかない、しかし、こういった当たり前のことに気が付いていない人も少なくない。そういった人の多くは「他責思考」が強い傾向がある。
もしあなたが給与が安いことを嘆く時に、自責思考の人は「自分がスキルを磨いていないこと」が原因と考え、自らの価値を高める行動をする。他責思考の人は「会社が評価しないこと」が原因だと考え、会社の愚痴をいうかもしれない。
会社の待遇が悪いことを嘆く時に自責思考の人は「この会社にいることを選んでいるのは自分である」とうい意識を持ち、会社で職場改善の行動を起こしたり、別の会社に移るなどの行動に移る。一方で他責思考の人は「会社がダメだ」と考え、やはり会社の愚痴を言って時間を消費するかもしれない。
他責思考の人の傾向としては、自分の不遇を「あいつのせい」「会社のせい」「不景気のせい」「政治のせい」と自分以外の人、組織、環境など何かの責任であると考える。自責思考の人は、それら、仮に国の政治に何か問題があったとしても、その国にいると決めているのは自分と考え、その国を良くしようという発想や、国を変えるという発想で行動を起こす。
自分の人生は自分のものであるという思考で考えているのが自責の人である。例えば、自分の給与が低いのを「景気」や「会社」、「いい仕事を与えない上司」などのせいにするのではなく、「自分の能力」や「自分の立ち回り」に原因があるのではないかと考える。
景気や会社のせいと原因を他責に考えた瞬間に、得ている結果としての「低い給料」という問題に対して、その人の影響力は一切なくなってしまう。逆に、自分の能力や立ち回りという自分に原因があると考える人は、自分の能力を高めることに時間を使ったり、部署内外の人とのコミュニケーションを増やしたり、時には転職したりすることで、得ている結果としての「低い給料」に対して影響力を与え始める。
このように、他責に考えた瞬間に、その結果に対しての影響力は失われ、自責で考えていけば、影響力はいつまでも失われることはない。
旦那が私を認めてくれないから、妻が自分を大事にしないからと人は相手を責めて自分を正当化したがるものだ。だが、いくら他人を責めたところで、問題は解決しない。私が旦那を認めないことに対して、もし私に原因があるとしたら何があるだろうか。妻が自分を大事にしてくれないことに対して、もし私に原因があるとしたらなんだろうか。どんなに相手が理不尽だと思おうが、自分の中にその根源となる原因を探し、それを改革していこう、必ず得られる結果が変わるはずだ。
あなたが朝起きて、洗面台で顔を洗い、ふと鏡を見てみると寝癖がついている。
さあどうするだろうか。
自分の髪を濡らして、櫛で整えたり、手櫛で自分の頭をいじって直そうとするだろう。
少なくとも、鏡の中の自分に向かって手を伸ばし、鏡の中の自分の寝癖を直そうとはしないはずだ。
しかし、それと同じようなことをしているのが「他責」だ。他責にして他人を変えようと責めたてることこそ、鏡の中にいる自分の寝癖を直そうと、鏡の中に手を突っ込んで寝癖を直そうとしているのと同じくらい滑稽なことだったりする。
鏡の中の自分の寝癖を、鏡の中に手を伸ばして整えようとしても、寝癖は少しも治らないのと同じように、他責にして他人を責め立てても何にもならない。得られる結果は変わらない。もしあなたが、何か不満を持っていることがあれば、それに対してどんなことでもいいから自責で捉えて考え、行動してみてほしい。
他責にした瞬間、あなたのその結果に対する影響力は一切失われるということを忘れずに。
ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。
一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。
【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント