無駄な「努力」無駄な「頑張り」は報われない。もっと楽して結果を手に入れよう。

 「努力は必ず報われる」なんてことを親や先生に言われ、社会に出てからも、そんなようなことを言われた覚えがある。そういうことを散々刷り込まれてきている人も少なくないだろう。

 私もそういうものだと思い込んで努力は美徳だとか思いながら、歯を食いしばってやっていたこともあるが、はっきり言って、そういう時ほど大した成果が出ない。私の感覚だけでなく、コーチングを通じて色々な人の目標や夢に寄り添ってきた中でも、明らかに「努力」は大した成果に繋がらない。

 今では、いわゆる努力や頑張りは「無駄」だと思っている。だから私は努力もしなければ、頑張ることもしないと決めている。

頑張るのをやめて、もっと楽しよう。楽にできない努力は「向いてない」というサイン。

 例えば、ファッションが大好きな人にとって、毎日色々なお店やブランドをリサーチしたり、休日でも街中でお洒落な人を観察することは、はたから見たら努力に見えるが、本人からしたら遊んでいるようなものだったりする。だから寝食忘れて没頭できるし、結果として誰よりも多くの良質なインプットができるから、誰よりも大量に良質なアウトプットができる。

 だが、ファッションにあまり興味がない人が、仕事として割り切って同じことをやったら、本人にとっては苦痛だろうし、結果として、それなりのインプットしかできず、それなりのアウトプットしかできないだろう。

 このように、同じことをやっていたとしても、はたから見たら努力しているように見えるが、本人は嬉々としてやっているようなこと、本人にとっては本当はやりたくないのだけどやっていることでは、全く成果の出かたが違う。

 仕事で大きな成果を出している人で、「仕事は遊びみたいなもん」とか「ライフワークみたいなもん」と言っている人は結構多いのは、まさにこの原理だ。朝早くから夜遅くまで働いていようが、その人にとっては、遊んでいる感覚なのだ。

 誤解を回避するために、改めてここで定義をしておこう、「努力」とは、やりたくないことを無理やりやること。だからそう言う意味で努力をしないとできないことの先には大した未来はない。

 人から見たときに「努力してる」「頑張っている」ように見えることで、本人はライフワーク、遊び感覚で寝食を忘れてできることに取り組むことが、楽に成果が出る自分のゴールデンロードと言える。そしてそこはあなたが勝てる土俵だ。

 逆を言えば、このゴールデンロード以外の道は「向いてない」と捉えて、さっさと方向転換をしたほうがいい。ゴールデンロードを見極めるのは簡単だ、体は疲れても、心が疲れないことをやることだ。心が疲れると言うのは、道からそれているサインなのだ。

 全て心のサインが教えてくれる。

 このサイトは「イイ顔している人を増やす」ことを目的に開設された、そして自分自身のエネルギー状態について様々な記事で言及しているが、このエネルギーと心は同義だ。自分のエネルギーが内側から湧いてきている状態こそがこのゴールデンロードにいる証であり、ゴールデンロードにいる人はだいたいイイ顔している。

 寝食忘れて取り組めること、夢中になれることは、どれだけやっても体は疲れても心は逆にどんどん元気になっていく。逆に、心がどんどん疲弊していくことは、そもそも自分の土俵ではない、ゴールデンロードから外れていることを示している。

 自分のゴールデンロードを見つけるためにも、常に自分の心の状態・エネルギーの状態をよく観察し、その意味を感じ取ることはとても大切です。心はいつも正しい方向を示してくれています。しかし、現代人はあまりにその心のサインに無頓着すぎると思っています。

成果の出にくい土俵で、心身を疲弊させる現代人。

 多くの人は、頑張ることや努力を美徳とし、コツコツと努力を積み重ねることは大切だという刷り込みを持っています。確かにそれは大切です。しかし、大事なのは、それをどこでやるかということです。

 ゴールデンロードの上であれば、エスカレーターの流れに乗ってグイグイと上がっているように簡単に卓越した成果が出てきます。ゴールデンロードから外れたところでやるのであれば、それは、エスカレーターの流れの逆から登るようなもので、成果はそれなりの成果しか出ないのにも関わらず、心身が疲弊していきます。

 電車の中を見渡せば、心身を疲弊して疲れ切っている人が山ほどいます。あなたは毎日どんな顔をしていますか?あなたはゴールデンロードにしっかりと乗っかっていますか?一度立ち止まって、心と対話してみてください。

無駄な努力、無駄な頑張りをやめて、もっとeasyにいきましょう。

 

 

古澤慎之介
古澤慎之介プロデューサー・編集長

ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。

一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。


【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント