お金も時間もかからない、誰でも簡単エネルギーマネジメント法「今日イチ運動」のススメ。

あなたの24時間をできる限りご機嫌時間に変える「今日イチ運動」

自分の内側のエネルギーに無頓着にいると望まない出来事が多発する理由。

多様化時代、変化の激しい時代、正解が一つではない時代。私たちが幸せに生きるためには、心身の状態を自身のポテンシャルを最大限に発揮できる状態にしておく必要があります。私たちそれぞれが求める理想の結果を得て、幸せを感じて生きるためにこれから絶対に必要なスキルとして「自身のエネルギーマネジメント」があり、その概念とそれに役立つ考え方やHOW TOを記事で紹介しています。

ストレス社会の中では、私たち自身がご機嫌でいたとしても、周りから不要なエネルギーを受け取ってしまい、それによって自身の内側が乱れることも多々あります。

エネルギーの状態(自分の内側の状態)は、エネルギーと同様のものを引き寄せてしまう。いわゆる磁石のようなものです。

そのため、自分の内側の状態に無頓着でいるリスクはとても大きく、不安や、恐怖、怒りなどの状態に晒され続けると、体にも影響を受けます。あなたがイライラしているときに、不意に椅子に足をぶつけたり、コップを落として割ってしまったりなんてことが続くことがあるのも、ある意味エネルギーの状態が乱れているからです。

逆に言えば、自分の心身のエネルギーマネジメントがしっかりできているときは、周りの状態も調和してきます。不協和音が起きにくくなりますし、自分の望むような結果が自然とやってくるようになる。

だからこそ、何よりも自分の内側の状態に関心を持ってもらいたいのです。相手がどうだからとか、環境がどうだからとか外側のことにばかり気をとられて、その相手や環境次第で自分の内側の状態が変化するのはもう辞めにしましょう。

エネルギーマネジメントはこれからの社会の中で最も重要なセルフマネジメントです。

小さな交流を丁寧に扱おう。日常に潜む「ご縁との交流の機会」はあなたのエネルギーを整える機会。

エネルギーマネジメントの本質は、過去でも未来でもなく「今」という瞬間のマネジメントです。今という瞬間に自分の内側のエネルギー状態がどうなのかということを大切にしています。

私たちの日常は何気ないことの連続です。その何気ないことを多くの人は惰性で過ごしています。「今」という瞬間のマネジメントとはかけ離れています。

駅でエスカレーターに並んでいたら、人が横から入ってきたとき、あなたはどのような状態になるでしょうか。もしあなたが「イラっと」するのなら、あなたの内側は「イライラ」で満たされるでしょう。

また、横入りを阻止するようにしたら「ざまあみろ」という気持ちになるかもしれません。その時の内側の状態は、「怒り」で満たされるかもしれません。

逆に、気持ちよく「どうぞ」と手を差し伸べるなら、あなたの内側はどのようになるでしょうか。心地よい気持ちに満たされることになるでしょう。エスカレーターで前に1人2人割り込まれたところで、改札に着くまでたった1、2秒程度しか変わりません。そんなことで内側の状態を乱しているのは、エネルギーマネジメントの観点から見ると、とても損しています。

「袖振り合うのも多生の縁」という言葉があります。エスカレーターであなたの目の前に割り込んできた見知らぬ人も何かしらの縁があると考えて、「どうぞ」譲ってあげるだけでも、あなたの内側の状態はとても良好な状態が保たれます。

このように、私たちは毎日様々な「ご縁」がある方々とたくさん接します。コンビニでおにぎりを買えば、コンビニの店員さんとの交流があります、喫茶店でコーヒーを飲んでも、店員さんとの交流があります。自転車置き場に行けば、自転車置き場を管理しているおじさんがいます。こんな当たり前のこんな小さいと思うご縁に対しても一つひとつを丁寧に取り扱うということが、あなたのエネルギー状態を良好にしていきます。

交流というのは、「交わり」「流れる」と書きます。まさに、エネルギーが交わり、お互いを流れるということです。あらゆるコミュニケーションは、交流であり、エネルギー交換が行われていると考えます。

誰かがイライラしながらあなたに接してきたら、あなたもイライラする、誰かが明るく、穏やかにあなたに接してきたら、あなたも明るく穏やかな気持ちがするのは、まさにこの内側のエネルギーが影響を与えあっている証拠です。

お金も時間もかからない、あなたを気持ちよくするための機会を見逃さないための習慣「今日イチ運動」

ここまで理解していただいたところで、タイトルにある「今日イチ運動」の話に参りましょう。

決して難しいことではありません。あなたが今日「ご縁」があった人に対して、良好なエネルギーを送れるような対応をするということです。

コンビニの店員さんは1日に何人と接するかはわかりませんが、その人のとって、今日一番の気持ちの良い客になるということです。それは何かしてあげるとか褒めてあげるとかではなく、「ありがとうございます」と気持ちよく言ってみる程度の簡単なことです。

朝会社に行った時にあなたはどのような挨拶をしているでしょうか。毎日のことだからこそなんとなく惰性になっていませんか?挨拶を受ける側にとって、気持ちよくなるような挨拶をしてみる。

相手が誰であれ「縁」があった人に対して気持ちのよいエネルギーを送るということを徹底するのです。

 なぜ「今日イチ」なのかというのは、その基準です。受け取る側にとって今日イチバンの気持ちいい人になるということを一つの基準として持つということです。これを基準にすると、喫茶店で会計の時に、「ご馳走様でした!また来ますね!」と気持ちよく伝える、コンビニでも「ありがとうございます」と伝えるなどなど。

 これを実際にやってみるとわかるのですが、多くの場合、相手から返ってくるエネルギーもとても心地の良いエネルギーが返ってきます。もちろん返ってこない場合もありますが、それはどうでもいいのです。気持ち良く接したのに、相手が返してこないというのは、あなたの中に、「私がやったのだから、あなたもやるべきだ。」という期待があるからです。この勝手な期待があると、せっかくいいエネルギーを発しても、相手の反応によって瞬時に「不満」のエネルギーに満たされてしまいます。今日イチ運動の目的は、相手から気持ちの良いエネルギーを返してもらうことではなく、あなた自身の内側の状態が良くなるかどうかに尽きます。相手の反応はおまけ程度です。

 あなたとほんのすこしでも触れ合う人は「ご縁のある人」だと思って、最大限気持ちよくその人にとっても「今日イチ」を意識してみて接してみてください。

 無愛想にコンビニで買い物するのではなく、一言ありがとうと添えるだけでもあなたの内側の状態は違います。

 これは、人に良くしようとかそういう話ではないのです、24時間ある中で、あなたの内側の状態をできる限り「気持ち良い状態」にしておくためのものです。そしてあなたが気持ちよくなればなるほど、触れ合った人も気持ちよくなるのです。

 多くのエネルギー交流の中で私たちは生きています。今まであまり意識していなかった小さな交流の機会を上手に使って、自分の24時間のなかで気持ち良い時間を増やしていきましょう。

 どうしても嫌いな人や苦手な人、気持ちよく対応できない人もいるかもしれません。どうしてもできないのであれば、その人とはできる限り接触しない、もしくは、相手のエネルギーを「受け取らないぞ」という気持ちで交流することです。これはこれでとても大切なことです。相手がどれだけ、負のエネルギーで交流したとしても、あなたが受け取らないという意思を持っていれば、影響は最小限で済むでしょう。

お金も時間もかからない「今日イチ運動」。是非やってみてくださいね。

古澤慎之介
古澤慎之介プロデューサー・編集長

ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。

一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。


【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント