映画「グリーンブック」に見る、多様化時代の気持ち良い生き方。
様々な価値観が共存する社会、私たちは映画「グリーンブック」に何を見るのか。
先日、とあるコーチングのクライアントさんから「引き寄せの法則って本当だと思いますか?」という質問を受けることがありました。ずいぶん昔ですが、アメリカの成功哲学者ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本を読んだことがあったし、いわゆる引き寄せの法則が云々という本も読んだことがある。そしてこれはこのサイトでのキーワードにもなっている「エネルギーマネジメント」が大きく関連しているので、記事として取り上げることにした。
「思考は現実化する」や「引き寄せの法則」なんかに近い話はたくさんあり、本屋さんにも関連する本がベストセラーになっていたりする。一部熱狂的なファンというか、ちょっとのめり込みすぎじゃないかなと思うくらいの人やいわゆるスピリチュアル系の人たちもこれらが大好きだったりするので、中には「胡散臭い」と思って毛嫌いする人もいるかもしれない。
精神世界の話は、時に科学を超越していたりするので、そう思われているのもわからなくもない。私自身は昔から東洋思考なところもあり、割と受け入れやすかったが、初めてそういう考え方に触れた時は、「ほんとかなー」と半信半疑だった。
だが、コーチングや心理の勉強を重ねているうちに、やはりこれは何らかの法則通りに動いているなと最近では確信しており、コーチングをする際にも、あまり言葉にはしないが、なぜこのクライアントが、こういう現実を引き寄せているのか、どこにこじれがあるから、こういうことが現実化されているのかという観点から見ることもある。
あなたが望もうが望まなかろうが、間違いなくあなたの思考は現実化している。
・・・・。
・・・。
本当かよっ!?
と思った人も少なくないだろう。
もしかしたら、あなたは素敵なパートナーが欲しいと思考していたのに、現実化されてないと思っているかもしれない。お金持ちになりたいといつも望んでいるのに、全然経済状況が好転しないかもしれない。一つも思考なんて現実化していないじゃないか!
そう思った方は、グッと我慢してもう少し読み進めてほしい。
それにはちゃんと理由があるのです。
思考は現実化するというと、考えたことが現実化するということになるし、引き寄せの法則も、欲しいものを考えていれば自分で引き寄せることができるというようなイメージがあると思うが、どれだけ頑張ってイメージしたところでそれが簡単に現実化することはない。
理由は明白で、頭で考えていることは「顕在意識」だからだ。私たちは日々頭で様々なことを考えている、それは顕在意識の領域だ。顕在意識の他に、潜在意識が存在する、いわゆる無意識というものだ。あなたが必死に顕在意識を使い考えている間も、あなたは心臓を動かしているし、息を吸い、息を吐いている。よし!心臓を動かすぞ、はい、いちに!いちに!なんてやらないですよね。これらは全て潜在意識の活動だと考えて欲しい、あなたの顕在意識が眠っている間も、ひたすらあなたの体内では潜在意識が活動している。呼吸だけでなく、疲労を回復したり、記憶を整理したりと、休むことなく働いている。
顕在意識と潜在意識の比率は、顕在意識3〜10% 潜在意識90〜97%を占めると言われている。それが本当だとすると、意識のほとんどが、潜在意識が占めている訳で、たった3〜10%を使った程度で、現実は何も変わることはない。これがあなたがどれだけ望もうが現実が変わらない理由だ。
しかし、あなたは確実に現実化している。あなたは、顕在意識で思考していることは現実化していないが、意識全体で思考していることは全て現実化していると言えるのだ。
例えば、あなたがお金持ちになりたいという思考をしたとして、それが現実にならないのは、明確な理由があります。お金持ちになりたいという思考の裏に、今不足しているという現実への不満や、未来への不安や、私はお金持ちになれないという信念があったりします。意識全体では、不安や不満に焦点が当たっています。
この焦点が当たったものが現実化している訳です。
お金持ちになりたいという思考は、その背景になる無意識にある不安や不満のエネルギーが増幅化されて「お金持ちになりたい状態」を現実化しているのです。
顕在意識で思考したものが現実化されるのではなく、意識全体で思考したものが現実化されてしまうということをご理解いただけたかなと思います。そうなってくると、本当に意識全体の思考に気をつけなければ、私たちは望まない現実を創造し続けていく可能性があります。これは、理想の人生を歩む上であまりよろしくないことですよね。
とはいえ、感情を自由に出し入れできないことでもわかるように、無意識を自在に操るのは不可能です。ですが、無意識の焦点を変えてあげることは可能です。無意識はシンプルであり、シンプルであるがゆえにあなたが思っている以上に強い力を持っています、上手に活用できるようになれば、あなたの人生をより豊かにする強い味方になります。
あなたの内側の状態が不満や不安で満ち溢れていれば、それが現実化されていきます、あなたの内側が恨みや怒りで満ち溢れていれば、恨みや怒りが増幅される出来事がやってきます。
自分自身の内側をよく観察して、どのようなエネルギー状態かを把握し、「心地よくない」「望まない」エネルギー状態であるのであれば、それを思考を使って焦点をずらしてあげることができるはずです。
秘訣はあなたのなりたい感情にまずなってしまうことです。お金持ちになるというのは何かの手段です、どういう感情になっていたいかをよく考え、あなたがお金持ちになることで、安心してリラックスするなら、今の内側の状態を安心してリラックスした状態にしてしまうのです。散歩をするでもよし、カフェでゆっくりするでもよし。内側が月末の支払いのことで不満や不安で満たされてきたと感じたら、そのエネルギーをまずは違うエネルギーに変換してあげるだけでもいい。
なりたいエネルギー状態にまずなってしまうというのが、引き寄せ体質の基本となります。
私のコーチングでは時には、対人関係や、仕事キャリアなど様々なテーマを取り扱いますが、それぞれのテーマに対して内側のエネルギー状態がどうかというところを観察し、焦点をずらしていきます。その結果として、想像以上に早く、相手から嬉しい報告があることがあります。これはまさにエネルギーを転換して、新しい現実が創造されはじめたからなのかもしれません。
自分の内側のエネルギー状態にもっと関心を持ってください。そうでないと、あなたはあなたが望まないことを増幅させるエネルギーが現実化され引き寄せられてきてしまいます。
上手に引き寄せ、思考を現実化させるための体質作りについては、上記の表にある自分自身のアイデンティティや信念なども関わってきますので、こちらはまた別記事にしてご紹介するようにします。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。
一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。
【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント