自己対話のススメ:自分の本音を自分が無視しているから「寂しさ」がやってくる。
自分自身との関係性の向上させ、心の本音を聴けるようになると、世界が変わる。
働き方改革が叫ばれ、企業では様々な制度が充実し、その分個々のパフォーマンスはより高い生産性を求められるようになってきています。また多様な働き方ができるようになってくる中で、個人が自分の能力を活かして、様々な活動ができるようにもなってきています。
一方で、昨今ストレス社会とも呼ばれ、様々な局面でストレスがかかりやすくなっているとも言えます。何か疲れた顔をしている方が多いのもその一つかもしれません。体が疲れるだけでなく、心まで疲れている人は、何か表情やその人自身から出るオーラのようなものに現れるような気がしています。
そんな社会背景の中で、自分自身の心身のエネルギーをいつでも高い状態に維持することは、何よりも大切なスキルだと言えます。私が推奨している「エネルギーマネジメント」には様々な考え方や方法があります。
そんな中、今回はより具体的な方法をお伝えしていこうと思います。
エネルギーを消耗するのにも、投資的な消耗なのか、浪費的な消耗なのかという考え方で見てみるとシンプルでわかりやすい。
例えば、エスカレーターでなく階段を使うというのは、エネルギーの消耗という観点からするとはエスカレーターよりも階段の方が消耗するが、体力や筋力の向上という長期的な意味ではエネルギーを向上させる事になる。これはエネルギーの投資ができていると考える。
逆に消費というのは、「食べ過ぎ」なんていうのがそうです。食べること自体はエネルギーを蓄える意味もありますが、食べ過ぎは、消化する際に体力を使います。そして未来を考えたときには、食べ過ぎを続けた結果、メタボになり、疲れやすくなってしまったり、場合によっては病気になり、通院などで無駄な労力を使うことにもなりかねません。「食べ過ぎ」は将来的にはエネルギーを奪うことになってしまう習慣です。
このように今のことだけでなく、将来的に「投資」なのか「浪費」なのかを考えて、できるだけ浪費の習慣は取り除いていくことが大切です。
あなたの日常で、必要以上にあなたの体のエネルギーを奪っていることは何かあるだろうか。今思い浮かばなくとも、何があるかな?と1週間くらい意識してみると、色々と出てくるかもしれません。
特に都心部の人にはできる限り避けて欲しいのは「満員電車」。満員電車は体にも余計な負荷がかかるだけでなく、ほとんどの人があまり「良いエネルギーを発していない空間」でもあるので、心のエネルギーにも負荷がかかっている。朝から満員電車に詰め込まれると、それだけでかなりのエネルギーを奪われてしまう。
あなたが満員電車に乗っている最中、あなたの心は穏やかでしょうか。(あー、キツイな、早く着かないかな。)(おじさん押してこないでよ)(なんでこんな状態でスマホ見てるかなー。しまえよ!)みたいな感じが多いのではないでしょうか。
イライラしている人の近くにいると、自分もソワソワしたり、イライラしたりすることがあります。そういう意味で、あまりいいエネルギーが出ていない満員電車の中は、自分の心のエネルギー状態も悪い方向へ変わってしまいやすいのです。
お子さんを幼稚園に送るからどうしてもその時間になってしまう等の止むを得ない事情がない限り、できるだけ早い時間の電車に乗って出社することをオススメしたい。
私はだいたい6時の上り電車に乗るようにしています、座れるほどではないが、かなり空いていて、ネガティブなエネルギーに邪魔されることなく本を読んだり、ニュースをチェックしたり、タスクを整理したりする時間として活用できている。
当然事務所に早く到着するが、ここでも誰に邪魔されることなく、早くメールをチェックでき、その日を効率的に進めるための段取りをしたりすることもできる。
早く起きると、朝の時間をふんだんに使えるだけでなく、スタートダッシュが決まり、仕事のスピードも誰よりも早く、効率も良いから成果も上がる。早く起きるには、夜は早く寝ることになる将来的に考えると、健康面でも投資価値のあるエネルギーマネジメントになる。
「満員電車」を避けるだけでも、これだけ自分のエネルギーに影響があるということです。逆を考えると、満員電車を当たり前にするとそれだけ自分のエネルギーを無駄に消耗し、なおかつ将来的にも有意義なエネルギーを生み出している。
こういった当たり前になっている習慣の中にも、エネルギーを浪費するだけのものがいくつも隠れていたりします。エネルギーマネジメントという観点から自分の心身の状態にもっと関心を持つことで、「今の自分」のパフォーマンスや、「未来の自分」のパフォーマンスに大きな影響を与えることになります。
「エネルギーマネジメント」ということを是非頭の片隅に置いて、ご自身の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。自分が「イイ顔」しているかどうか、体は疲れても心は疲れていないかどうか。ほんの少しでも自分の内側に意識を向けてみてください。
一人でも多くの人が「イイ顔」して生きる社会に向けて、誰もができることは、自分自身の内側を整える事かもしれません。
ULL編集長、マーケティングのノウハウと、エネルギーマネジメントを武器に、組織課題の発見と解決プランの策定、さらには実行する際のチームビルドと人材育成までを支援。
“日本にもっと「イイ顔」している人を増やしたい“という想いのもと、広告会社、エンタテインメント会社での経験を経てマーケティングディレクターとして独立。マーケティング課題の発見と、ソリューションの提案だけでなく、実行できるようメンバーの育成、チームビルディングまで行う。自身の実践的な体験からエネルギーマネジメントという独自の人材育成の理論とコーチングの手法で、人のポテンシャルを最大化し組織の本当の力を引き出す。
一般社団法人グローバルリーダーシップコーチング協会(GLC)の立ち上げで出会った藤井義彦氏と世界で活躍する講演家のジムバグノーラ博士をメンターとして師事、2018年、ジムバグノーラ博士より「PhB・マスター・プラクティショナー」として認定される。
【活動領域】
●マーケティング戦略 ●組織変革・チームビルディング ●パーソナルブランディング ●コーチング ●PhBマスタープラクティショナー ●クレイセラピー(国際クレイセラピー協会認定クレイセラピスト) ●エネルギーマネジメント